WiMAXのMVNOパターンについてまとめてみます。
このエントリーは、
「一般利用者がWiMAXプロバイダ(MNVO)を選ぶ際の目安になればな~」
という思いつきで書いたので、専門家の方が見ると「?」と思われる部分があるかもしれませんがご勘弁ください。あと、オープン情報をもとに書いていますが、個人の想像で書いてます。その辺は、ご了承ください。
WiMAXのMNVO提供パターンは以下の5パターンがあります。
赤字:UQ施設
青字:MVNO施設
・パターン1
[WiMAX端末]→[WiMAX基地局]→[アクセス制御装置]→[移動管理設備]→[ゲートウェイ]→インターネット
・パターン2
[WiMAX端末]→[WiMAX基地局]→[アクセス制御装置]→[移動管理設備]→[ゲートウェイ]→インターネット(+独自ASPサービス)
・パターン3
[WiMAX端末]→[WiMAX基地局]→[アクセス制御装置]→[移動管理設備]→[ゲートウェイ]→[MVNOゲートウェィ]→インターネット
・パターン4
[WiMAX端末]→[WiMAX基地局]→[アクセス制御装置]→[移動管理設備]→[ゲートウェイ]→[MVNOゲートウェィ+色々]→インターネット
・パターン5
[WiMAX端末]→[WiMAX基地局]→[アクセス制御装置]→[移動管理設備]→[ゲートウェイ]→[MVNOゲートウェィ+色々2]→インターネット
それぞれの回線提供パターンを細かく説明すると、きりが無いので
ザックリと
「最終的なインターネット接続がどこからか?」
で分けると以下の2パターンになります。
・パターン1/パターン2
インターネットへの接続はUQ施設から
・パターン3/パターン4/パターン5
インターネットへの接続はMVNO施設から
ここからは、私の想像ですが、MVNO各社をこのパターンに当てはめていくと
パターン1/パターン2
・YAMADA WiMAX
・BIC WiMAX
・ヨドバシカメラ ワイヤレスゲートWiMAX
・ノジマWiMAX
※以下略
パターン3/パターン4/パターン5
・So-net モバイル WiMAX
・Nifty WiMAX
・BIGLOBE WiMAX
・au one net
※以下略
な感じになるでしょうか?
大手ISPなどは自前の施設を持っているので、殆どがパターン3/4/5にあてはまると思います。
このパターンは、すべての施設をUQから借りている分けではないので、回線を借りる際の料金が変わってきてます。
大手ISP系が家電系のISPより若干安いのはこの辺に理由がありそうです。
(他に月額料金が日割り計算か?というのも判断のポイントです)
家電量販店系のMVNOは自前施設を構えてまでMVNO事業をやってないでしょうから、
殆どがパターン1/2で単にUQの暖簾を替えただけのMVNO形態と思われます。
で、ユーザが選ぶときにMVNOの提供パターンをそこまで気にする必要があるのか? というと
パターン1/2でメリット
・WiMAX端末からインターネット接続までをUQの施設内で完結しているので少し速い!(多分)
→どなたかUQとBIGLOBEを同時にテストして微妙に遅いといわれていたのはこの辺が理由?
→理屈の上では、UQ本家と同じスピードがでる?
・機器追加、UQ-WiFiなどのUQ本家が展開するオプションに素早く対応可能(のれんを替えてるだけだから)
・ISP独自のトラフィックコントロール、アクセス制御に影響を受けない。(多分)
パターン1/2のデメリット
・UQに全施設を依存している関係上、回線の卸価格が若干高いので基本料金もややお高め
・独自のサービスを打ち出しにくい(でも、ユーザはそんなの求めてますか?)
パターン3/4/5のメリット
・値段が少しだけ安い
・ISP独自のサービスと連携可能?(そんなに希望するものある?)
パターン3/4/5のデメリット
・UQのGW⇒ISPのGW とワンクッションあるので、速度が多少影響する?(多分)
・機器追加などUQ側で厳密な端末制御を必要とするオプションサービスが展開しにくい?(多分)
んっ、メリット/デメリットを並べようと思ったらパターン3/4/5のメリットが(若干の金額の違い以外)あまり無いような…。
長々と書きましたが、私としては多少は月額料金が高くてもUQ本家と同等のサービスが受けれるパターン1/パターン2がいいのかなーと思います。(本家より機種代金・基本料金も安いのが殆どです)
その中でも、個人的にはYAMADA WiMAXはオプション系も本家と同等で値段も少し安いのでお勧め!
YAMADA Air Mobile WiMAX ←ここまでプッシュしてただのリンク
※納得いかないので、改めて編集予定